⚫️プロフィール欄随時更新していますので必ずお読みくださる様お願いいたします⚫️ 1990年代に揃えた占いコレクションのうちの一つです。 ・ブックサイズ約211mm×148mm ・292ページ 制作者として記しておくべきことがある。本書は80年に出版された「実践占星学ーホロスコープの作成と占いの秘訣」を、ほぼ完全に復刻したものである。実はある手違いが生じ、別の原稿を印刷寸前に破棄し、本書に差し変えるという事態があった。発行日が予告されていて制作を急いだことから、手直しも出来ずホロスコープ作成の章など日本占星天文暦の利用にまで踏み込めなかった。 もっとも今日では人門書が多数出版されていて、どれにもホロスコープ作成法は含まれている。今さらという感じもいなめない。外国のエフェメリスに頼っていた時代のテクニックをなぞってみるのもよし、読み飛ばしていただいてもよしだ。 ホロスコープ作成の章を除いても、本書は他人にとうてい真似できない力作である。内容の密度としては入門書の3～4冊分に当たるのではあるまいか。チャート数としても150 を越えるのは例を見ない。この秀れた占星学書が絶版で眠っていたのは、いったいどういうことかと思う。 著者の手で「新実践占星学』が出版されていたという事情もあるが、本書とそれは似てはいるが異った内容である。定価も今回はぐっと引き下げることができた。 「やぎ」の著者のこの書が、「やぎ」に木星が入室した96年に復刻されたのもセオリー通りだし、その木星をルーラーとする「いて」の制作者が手がけることになったのも面白い。 日本の占星家の手がける占星学書としてはR女史のものが、まっ先に思い浮かぶが似た内容の入門書ばかりで失望しているあなたなら、まず本書を熟読してもらいたい。軽く書かれている記述の中にも重要な技法が散らばっている。本書を乗り越える占星書を一冊でまとめられる方が今後出現するならぜひ原稿なり出版されたものを拝見したいものである。 (アレクサンドリア木星王) ホロスコープの作成から解読まで、要点が分かりやすくまとめられている良本です。 背表紙に色褪せがある以外は、目立ったキズ汚れはありません。